「② 駒がぶつかった時」の続き
しばらくして後手は端を狙って香を打ってきました。
私は端を守ろうとして▲8八桂と打って9六の地点に数を足したのですが、△8五桂と打たれ銀取りが受からなくなってしまいました。
これで桂銀交換は不可避です。8八に桂を打つ前は評価値が+300点以上で先手有利でしたが、△8五桂と打たれて評価値-100点以下と互角ながらも若干後手が良い状態になってしまいました。
△9三香打にはどう指せばよかったでしょうか?
△9三香打には▲8八銀が最善でした。
これなら△9六香とこられても▲9七歩と持ち駒の桂馬を節約しながら8九の桂馬を使って端を受けることができます。争点を変える手筋ですね。
▲8八銀なら少し先手有利でした。
「④ 寄せは俗手で」へ続く・・・