「① 駒損でも穴熊良し」の続き
その後、私は4筋から仕掛け、以下の状態に。
以下実戦は▲同角△同銀▲3一角打△3二飛▲8六角成△8四歩と進みました。
この時点で評価値+400点以上で先手が少し有利です。
・先手には馬ができている。
・右の桂馬が4五まで跳ねていて駒の働きが良い。
この2つが先手の有利なポイントだと思います。
しかし50手目△4四角の時に先手にはもっと良くなる手順がありました。
どう指せばよかったでしょうか?
50手目△4四角に対しては▲5三桂成が最善でした。
以下△2六角▲4二成桂△4八角成▲同金と進みます。
この局面は先手の銀得で評価値+800点以上と先手優勢です。
ここで△6四角と打てば、銀と成桂の両取りで後手は駒を取り返せますが▲5七銀△4二角となり、銀桂交換の駒得で手番も先手にあります。
今見るとなんで▲5三桂成としなかったのか不思議ですね。
「③ 端攻めの受け方」へ続く・・・