矢倉早囲い▲棒銀vs△理想形の終盤 ギリギリの受け

矢倉早囲い▲棒銀vs△理想形の終盤 お互い危ない形の続き

矢倉早囲い▲棒銀vs△理想形【実況#7】96手目△6七金

上の図は後手が6八の金で先手の6七の金を取ってきた局面です。ここでは△7八金と銀の方を取られていれば先手は受けがなく敗勢なのですが、金の方を取ったために互角の形勢になりました。

ここではどう指せば良いでしょうか?

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最善手は▲8一飛です。

矢倉早囲い▲棒銀vs△理想形【実況#7】97手目▲8一飛

以下△2二玉に▲3四桂と打ちます。

矢倉早囲い▲棒銀vs△理想形【実況#7】99手目▲3四桂

ここで△2三玉なら△2一飛成として先手優勢です。

矢倉早囲い▲棒銀vs△理想形【実況#7】101手目▲2一飛成

▲2一飛成に△3四玉や△1四玉(以下▲1三桂成)は詰んでしまうので▲2二金打とする手が最善ですが△同桂成と取ります。

矢倉早囲い▲棒銀vs△理想形【実況#7】103手目▲2二桂成

ここで△同金は▲同龍△同玉に△3三銀△同龍▲同桂成△同玉▲2五桂△2四玉▲3四金として詰みます。

これで先手は金が取れるので後手が玉を上部に逃がしても▲8九金と受けられるのです。後手が△7八金としてきたら▲7九金と角を取り、△8八金なら▲9七玉と上に逃げて先手良いでしょう。

99手目▲3四桂に△1二玉なら▲2一飛成とします。

矢倉早囲い▲棒銀vs△理想形【実況#7】101手目▲2一飛成

以下△同玉▲2二銀△同金▲同桂成△同玉▲3三銀△同飛成▲同桂成△同玉▲3九飛と進みます。

矢倉早囲い▲棒銀vs△理想形【実況#7】111手目▲3九飛

ここで玉を逃げると詰んでしまうので△3四合に▲7九飛と角を取って互角の難しい将棋です。

99手目▲3四桂に△同飛成なら▲8八銀と打って受かります。矢倉早囲い▲棒銀vs△理想形【実況#7】101手目▲8八銀

これなら互角で難しい将棋でした。

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